【北京五輪】ショートトラックスピードスケートのルールと歴史

北京冬季オリンピックの正式種目~
ショートトラック・スピードスケート。

2022年の北京オリンピックからは、
新たに「男女混合リレー」が追加される予定です。

ショートトラックと、スピードスケートとの違いは?
どんな競技でどんな種目があるのか紹介します。

ショートトラックスピードスケートとは?

ショートトラックスピードスケート
(Short track speed skating)は
スピードスケートの一形態から昇格して1つの五輪競技になりました。

元々は、アメリカとカナダのみで採用していたスタート方法と関係があります。

通常、国際的には
2人1組でスタートするのですが
アメリカとカナダのみの場合は、
集団での一斉スタート方式を採用していたのです
(1900年代初頭)。

また、スピードスケートとは
古くは屋外で行うのが一般的でしたが
アメリカとカナダでは、
屋内のより狭いスペースで競技大会を開催していたことも関係します。


初期のスピードスケートと現在のスピードスケートの違い

異なるスタート方式の違い(マススタート方式)
ショートトラックはマススタートの一斉同時スタート

屋外か屋内かの違い(広さ)
ショートトラックは屋内でより狭い

同じスピードスケートでも
地域で違う慣習から枝分かれして別のスポーツ競技が生まれました。

世界的には、アメリカとカナダの
北アメリカのみで珍しいのに2カ国の方式がオリンピック競技に採用されたのはなぜなのかは不明です。

1967年に国際スケート連盟は、アメリカ・カナダの独特のスピードスケートを認めて採用しました。

ショートトラック・スピードスケート競技自体に魅力があったのが主な原因でしょうが、北アメリカの国力も関係したのでしょう。

短距離スピードスケートが公開競技ながら初めて開催されたのは、カナダのカルガリー・冬季五輪(1988)からですからね。

正式種目となったのは、1992年のアルベールビル大会よりです。

長らくショートトラック競技で強かった国は、アメリカ・カナダ方式の大元だったであろうイギリスとその英連邦諸国(カナダ、オース
トリア)でしたが近年は、アジアの中国や韓国がメダルを多く獲得しています。

日本勢は、1980年代に多くの世界チャンピオンを輩出し
オリンピックでは過去に3つのメダルを獲得しています。

ショートトラックスピードスケート五輪競技のルール

着順で誰が1番、速いかを決する氷上のトラック競技です。

スピードスケートの400mに対してショートトラックスピードスケートは、一周が111.12mの長さを4~6人の一斉スタート方式で競技します。

スケートリンクは、30m×60m。
その楕円形のトラック(111.12m)を設け、
500mが4周半、
1000mが9周、
1500mが13周、
3000mが27周。

5000mとなると、45周をも全力で滑走します。

スタートとフィニッシュラインはなく、コーナーにブロックが置かれている。

短距離500mはスタートダッシュが決めてとなりますが、その他の距離競技では選手間の駆け引きが需要なポイントとなります。

近年は、体格の小さいアジア選手が有利とされパワーよりもテクニック、持久力より瞬発力が勝利に必要だとされる競技です。

競技方法

これまでの冬季オリンピックでは、男子・女子で計8種目が開催されていました。
2022年からは、男女混合リレーが追加されます。

男子競技個人種目500m、1000m、1500m
団体種目ショートトラック男子リレー 5000m
女子競技個人種目500m、1000m、1500m
団体種目ショートトラック女子リレー 3000m

短距離500m、1000mは4人、長距離1500m以上は6~8人の同時スタート。
上位2-3人が次の試合に進出する順位決着方式を採用。
選手間の接触は許容されているが、故意の妨害は規定違反となる。
規定違反で失格となると次のレースに参加できない。
トラック内の審判員とビデオ判定で違反の有無を審査する。

内側追い越しが可能。
競技滑走中にトラック内側に手をつくことが可能。
反則によって不利を被った選手には「救済処置」として次ラウンドへの進出が認められる。
フィニッシュラインを競技者の装備を含めて先に通過した者が勝者となることから、スケート靴のブレードを足を伸ばして通過させたり体を転倒させたままでも可能とされている。
競技者は、ヘルメット、手袋、膝当て、すね当ての着用義務がある。

リレー競技

1チーム4人(補欠1人)のユニットで1レースを4チームで競技。
リレーを繋ぐ方法は、タッチ方式(次の選手の腰を両手で押す)
最後の2周は1人で滑走する決まりがある。
リレー競技者の滑走する距離は、チーム毎の作戦で決まる。

 

ショートトラックスケートのまとめ

前回の平昌五輪では、
五輪ショートトラック・スピードスケート史上、最多の金メダルを獲得したビクトル・アン(安賢洙)選手(ロシア/韓国)がドーピング関与で平昌オリンピックの出場を禁止されました。

また、日本の斎藤選手も、平昌直前のドーピング検査で
陽性反応が出て、自身の潔白を訴えましたが、
周囲に迷惑がかかるという理由で、参加することなくオリンピック村を後にしました。
のちに、当時の日本スケート連盟の橋本聖子会長は、
コンタクトの保存液が原因ではないかという見解を示しましたが
それ以上の展開は見ておらず、
そうであるなら、はっきり潔白を証明してあげて欲しかったなあと、無念な気持ちになります。

ショートトラックのスピードスケート競技は、
それまでの不透明な審判判定やクレームの多さから議論や疑惑の的になってきました。
ドーピングだけでなく、
日本の寺尾選手がソルトレイクシティ大会で不当な誤審で失格になってもいます。

ビデオ判定の導入や
ドーピングなど不正薬物禁止の厳格化で
公正公平な競技大会となるように、
また、誤解や誤審で日本だけでなく
世界中の選手が気持ちよく試合ができる環境づくりをしてほしいなと思います。

スピード感に溢れ、観ていて面白い競技です。
今回も盛り上がりそうですね。
選手たちの健闘を祈って終わりとします。

スケジュールは公式サイトでご確認くださいね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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