生活 言葉

コチコチに「かたい」はどの字が正解?「固・堅・硬」の違い

2019年10月8日

かたい

生活 言葉

2021/11/7

コチコチに「かたい」はどの字が正解?「固・堅・硬」の違い

頭がコチコチにかたいは、「固」 コチコチにかたまった土は、「堅」 冷凍でコチコチにかたくなった肉は、「硬」 「かたい」の使い方の違い。 表や一覧にしてまとめてみました。 パッと見てやって下さい。

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生活 言葉

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かたい
頭がコチコチにかたいは、「固」
コチコチにかたまった土は、「堅」
冷凍でコチコチにかたくなった肉は、「硬」

「かたい」の使い方の違い。
表や一覧にしてまとめてみました。

パッと見てやって下さい。

「固・堅・硬」の漢字から知る

「固い」「堅い」「硬い」

いったいどれが正しいのか。
それを知るには、3つの手がかりから類推するしかないようです。
実は、はっきりした使い分けの決まりはありません。

・漢字の成り立ちから知る
・反対語から知る
・例文から知る

パッと把握できるように、一覧や表を作ってみました。

まずは、漢字の意味からみていきましょう。

訓読みかた(い・まる・める)
もと(より)
かた(い)かた(い)
音読みケンコウ
部首
画数8画12画12画
意味かたい。しっかり安定している。
動かない。
かたくなに。ゆるぎない。あくまでも。
もとより。もちろん。本来。言うまでもなく。
かたい。しまってかたい。こちこちかたい。つよい。
かたくする。
かたい。しんがかたい。つよい。

 


〈解字〉
古は、かたくひからびた頭蓋骨を描いた象形文字。
固は、「口(かこい)+音符古」で、周囲からかっちり、
囲まれて動きのとれないこと。


〈解字〉
上部は、臣下のように、からだを緊張させてこわばる動作を示す。
下部の土を加えて、かたく締まり、形をかえることができない様。


〈解字〉
更(コウ)は「ピンと張る」を表わす。石をくわえて、石のように
かたく張りつめること。

固は、枯れて一定の形にかたまっていること。
堅は、土のようにしまってかたいこと。
硬は、石のように芯がかたいこと。

反対語(対義語)から知る「固・堅・硬」

固い ⇔ ゆるい
堅い ⇔ もろい
硬い ⇔ 軟(やわ)らかい

ゆるい(緩)
たるみ・隙間(すきま)がある。
しっかりと締まっていない。
「ネジを緩く締める」 ⇔ 「ネジを固く締める」
「結び目が緩い」 ⇔ 「結び目が固い」
水分が多くてやわらかい。しまりがない。
「地盤が緩い」 ⇔ 「地盤が固い」

もろい(脆)
こわれやすい。くだけて、かけやすい。
外の力に動かされる。感じやすい。
「脆い守備」 ⇔ 「堅い守備」
「脆い枝」 ⇔ 「堅い枝」

やわらかい(軟)
力をくわえると変形しやすい。
「軟らかい粘土」 ⇔ 「硬い粘土」
「軟らかいご飯」 ⇔ 「硬いご飯」
「軟らかく煮た大根」 ⇔ 「硬く煮た大根」

固い、堅いの反対語には、「柔らかい」もあります。
が、柔は剛の反対語といった方が適切です。

剛も「かた・い」と読めてしまうんですね。

柔らかいの反対は、「固・堅・硬」がありえます。
余計に混同するので省(はぶ)いておきました。

「固・堅・硬」の用例と意味から知る

■異字同訓の公式見解
官庁やメディアなどでも公(おおやけ)な見方・参考として、
利用される「『異字同訓』の漢字の用法」から。

固い、堅い、硬いの使い方を見てみます。
(平成26.2.21・文化審議会国語分科会 配布資料2より)

かたい
堅い中身が詰まっていて強い。確かである。
堅い材木。堅い守り。手堅い商売。合格は堅い。口が堅い。堅苦しい。
固い結び付きが強い。揺るがない。
団結が固い。固い友情。固い決意。固く信じる。頭が固い。
硬い(⇔軟らかい)。外力に強い。こわばっている。
硬い石。硬いからを割る。硬い表現。表情が硬い。選手が緊張で硬くなっている。

補足
堅い  実が堅い。身持ちが堅い。勝利は堅い。堅い話。
固い  土を固める。固い握手。固い約束。固い投資。発想が固い。固いマット。
硬い  文章が硬い。手触りの硬い布。硬い土を耕す。硬い水。体が硬い。

意味や用例が重なりますが、記者ハンドブックからも
チェックしてみましょう。

『記者ハンドブック』(共同通信社発行)より
固〔確固、固形、融通がきかない、緩いの対語〕頭が固い、意志が固い、固い握手
堅〔手がたく堅実、確実、もろいの対語〕お堅い役所、堅い果実・葉、堅いパン
硬〔軟の対語、こわばった様子〕硬い石・鉛筆・氷・土・布地・皮革、硬い表現

柔〔主として剛の対語、しなやか、おだやか〕お手柔らかに、柔らかい葉・茎・芽・実・果実・布地・皮革
軟〔主として硬の対語、手応えがない、軟弱〕大根を軟らかく煮る、土質が軟らかい

食品のかたい・やわらかい

食に関する「かたい・やわらかい」は、どうでしょうか。

肉がかたいの場合
冷凍で凍っている肉なら「硬い」
食べて「かたい」の意味なら「固い」が良いでしょう。

固いには、柔らかいの対義語で、ほどきにくいといった意味があります。
逆に煮すぎると「硬い」が使わるようです。

記者ハンドブックを参考にすると、
「堅い果実・葉、堅いパン」「柔らかい葉・茎・芽・実・果実」
といった表現が用いられています。

食材、素材を表わすときは、「堅い」「柔らかい」が使われていますね。
そのもの自体が「かたい」と「堅い」になるようです。

調理をした結果の「かたい」は、
「硬いごはん」の「硬」
「固茹で卵」の「固」

2つありますが、「芯があるもの」は、硬いで表現することが多く、
蒸す、茹でるでも硬いと表わすことが多いようです。

グーグルで検索した結果、以下のようになりました。

固い 蒸す 1,210,000
硬い 蒸す 2,520,000

固い 茹でる 1,100,000
硬い 茹でる 2,400,000

ただ、卵だけは「固い」が使われますよね。

硬く 煮込む 1,740,000
固く 煮込む 1,120,000
煮込み料理の場合は、肉や野菜などは、「硬」がやや優勢です。

「ご飯が軟らかい」「軟らかく煮たごぼう」など、
料理の「やわらかい」は「軟」を使うはずですが・・・、

柔らかい肉 29,900,000
軟らかい肉 2,230,000
圧倒的に「柔」が使われています。

やわらかいの違いを整理すると、
柔らかい ふわっ、ゆる、しなやか、元に戻る
軟らかい グニャ、手応えなし、元に戻らない

もとの形に戻る(柔)・戻らない(軟)が重要なカギになりますね。

まとめ

私なりに「固・堅・硬」をまとめてみますと、
固は、広範囲に使われています。
全体的に強い、しっかりしている場合は「固い」が使われる。
堅は、中までかたい。しっかり中まで詰まっている「かたさ」
硬は、石のようにかたい。芯がある「かたさ」

また、反対の意味から類推できます。
ゆるい(緩)の反対が固い。
もろい(脆)の反対が堅い。
やわらかい(柔)の反対が硬い。

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