どうすんのこの溜まった水を!?・・・
から、始まり毎月やらなければならない除湿剤を捨てる作業。
面倒くさいしお金も時間もこの作業に費やすと思うとイライラしてきた。
あげく、除湿剤から漏れた水が押入れの中でシミになってる(゚д゚)!
なにか、ほかに方法はないのか?
試行錯誤した結果を紹介します。
除湿剤そもそも効果はあるの?置き場所はどこ?
我が家の部屋の一角にある押入れ。
その中の湿気が、ひどいからなんとかしろ!との指令を受けました。
なにやら、木の工作道具にカビがあったらしい。
最初に買ったのがあの水が溜まる除湿剤、なんとかぞうさんでした。
効果はあるのかないのか?
あります!
すごく、ありました。
部屋に置いても意味はないが、押し入れやクローゼットなどサイズが適切なら大アリです。
やはり密室に置く場合は、この手のものが効果的です。
置いておくと湿った感じが前よりしなくなりました。
ひと月も放おっておいたら、みごとにメモリまで水が一杯になっていました。
置き場所は製品の説明文にあるように、四隅に置くのが効果的です。
ただ、上に置くか下に置くかで疑問が残る。
湿った空気は軽いから、上に置いた方が良い?
いやいや、水蒸気は、水分子。空気より重いから冷めると下降する?
計算しての解がわかりません。
文系脳の限界です。
よって、押し入れの間仕切り部分。
ちょうど真ん中に私は置いていました。
上の高いところに置いておくと忘れるし、ほこりが溜まる。
もし、水が漏れると大変なことになります。
取替や掃除が楽なので、下に置くか仕切りがある方は真ん中に置くのが良いでしょう。
除湿剤の中の成分はただの水にあらず!捨て方に注意を
除湿剤の容器に溜まる水。
これらのタイプの製品の中身は、固形の塩化カルシウムが主成分です。
空気中の水分を吸収して、液体になる性質(塩化カルシウム)を利用した溶液は、濃い食塩水に近い性質です。
雪の多い地域の道路に撒く融雪剤にも用いられています。
この除湿剤の水、無害と言う方もいますが取扱には注意が必要です。
自然界にもある成分ですが除湿剤のそれは、高濃度です。
庭にまくとわかるのですが、草木が枯れてしまいます。
直接、手に触れて放おっておくと「火傷」状態になり皮膚炎になります。
床にこぼしてしまうと、たいへんです。
水分で拭き取っても、残った塩化カルシウムが空気中の湿気を集めてしまい、乾燥してくれません。
完全に乾かすことが難しく、カビの原因や木材が腐ってしまうことに。
私の場合、こぼした床を何度も何度も水拭きして、ドライヤーまで取り出して乾かしてとやりました。
だいぶマシになりましたが、シミは残ってしまいました。
また、金属に付着するとサビが発生します。
ハサミやカッターなどを使って容器を密封しているシートを破るとすぐに錆びてしまいます。
使ったら流水してしっかりと乾かさないといけません。
湿気をとってくれるありがたい除湿剤ですが、捨てるのも注意がいります。
除湿剤を覆うフタ・カバー
・落下物からの緩衝材の役割。
・ペットや子供の誤飲を防ぐ役割。
・リサイクルや分別表記の役割。
フタやカバーの効果はあるらしいので、買った最初に捨てないで捨てる時と一緒に分別して捨てましょう。
中身は流水をしつつ、一緒に流しましょう。
中に残ったゼリー状のものも一緒に流して、捨て口にお湯を流して一緒に流しても可能です。
(お湯流しは、除湿剤メーカーのサイトに捨て方として明記されています。)
管が詰まりそうで嫌だという方は、容器に残ったゼリーなり粒々をそのまま、窓側など通気の良いところに数日、放置して乾かしてから燃えないゴミで処理しましょう。
私は、庭の蛇口で流水して容器を洗ってとやっていました。
一度に、数個。ひと月に一度の割合ですが、面倒くさい。
他になにか、代替案はないのか模索しました。
除湿剤の代わりを探してみた
効果はあるが、捨てるのが一々、面倒くさい除湿剤。
他になにかあるのか?
ホームセンターで見つけて、感動したのが詰め替えタイプの除湿剤。
粒剤の入った密封されたナイロン素材のパックを容器に入れるだけ。
湿気を吸い取ったら、パックのなかが水分に変わっているという代物。
確かに、容器を捨てなくていいのと取り回しが楽なのでイイ。
しかし、結局は捨てる時にナイロン・パックを破って水を捨てる作業がある。
値段も高くないので、お買い得だ。
が、面倒なことは変わらない。
次に、先人の知恵を借りることに。
20cmくらいの炭を数本、買いました。
押し入れの湿気に効果的なのは、数本の炭ではなく大きな袋に入った炭が必要とのこと。
ニオイ消しになるかなと、靴箱行きになりました。
スノコを買いました。
直接の効果というよりは、通気性の確保に役立っていると思います。
最初は、プラスチックのような素材のものを購入しましたが、すぐ割れるしダメです。
かえって湿気のもとになることもわかりました。
桐でできた、スノコが一番です。
重いのと処理には困りそうですが、湿気を吸うこともしてくれます。
除湿シートと除湿マット
押し入れにしまう布団の下に敷く大判タイプのシートが売っています。
薄手のシートです。
効果の程は、わかりませんがスノコの上に直接、布団を置くよりかは良いと思います。
除湿マットなるものがあります。
屋根裏や床下におく、半永久的に使える除湿剤です。
シリカゲルが入ったタイプのものです。
お菓子や衣類と一緒に使われる乾燥剤だと思いスルーしていたのですが、効果抜群でした。
目に見える程の量の水分は、吸収してくれませんが即効性があります。
私の持っているものは、大きさが50cm×40cmくらいで厚みも5cmくらいある大きいものです。
3000円くらいと値はしますが、効果を実感できました。
これの凄いところは、乾かすと再利用ができるということです。
100均でも入手可能なシリカルゲルは天日干しや電子レンジで乾かして再利用ができます。
業務用など、ゲル自体を大量に入手して詰め替えすることも可能です。
水分を吸うと、青からピンクに変わり教えてくれるものもあります。
このことを知って、選択肢が増え水を溜めるタイプの除湿剤を買わなくて済むようになりました。
大判のものは、押入れでも利用できます。
まだ、廃棄はしたことがないのですが家庭用の不燃ゴミとして出すことができるそうです。
カメラ愛好者からは有名らしい、「モバイルドライ」というシリカゲルを使った製品もあります。
コンセント付きで何度も使用できるゲル入りの乾燥ユニットです。
靴箱やBOXなどの密閉空間に入れておくと効果的なのだとか。
靴の他に、バッグやカメラなどの精密機器を湿気から防いでくれる良い方法だと、アマゾンレビューの多さにビックリした次第です。
押し入れや棚などの乾燥を考えている方に、シリカゲルを使った方法もあると紹介したく書いてみました。
除湿剤のまとめ考
面倒くさいから始まった、私の除湿剤選びは大判のシリカゲルを押入れにポイっと入れることで落ち着きました。
が、最良の湿気退治の解決策は換気だということは云うまでもありません。
もっと良いのは、サーキュレーターや扇風機を引っ張ってきて窓を開けつつ、押し入れの中に空気を入れてやることなのだと確信しています。
一年に一度、盆休みの間くらいにしかやりませんが効果てきめんの方法です。
長々と失礼しました。
除湿剤の扱いに何か疑問を持った方に役に立っていたら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。