11月の酉の日は、おとりさま。 酉の市の季節になると、 あっという間に年末がやってくる気がします。 親戚が商売をしていましたので、 子供の頃は、よく叔父に 浅草の酉の市に連れて行ってもらっていました。 数多くの熊手市が立つなか、目指す店へ。 すでに注文済でできあがっているのに、 あえて値引き交渉をして、 値引いてもらった額を祝儀に置いていく。 それ、意味あるの? と、子供心に思ったものです。 このほうが、 お互い得した気分になるでしょ、と笑顔で言っていましたっけ。 商売繁盛を願って 掛け声とともに手を打ち ...