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【2023年開運日】年間カレンダー 2022/10/26 up!

亥の子の祝いとは?こたつをだしてお餅を食べるの?

亥の子って何?という方へ

お菓子をもらえる行事?
こたつを出してお餅を食べるの?

私の中ではメジャーなイベントだったのですが・・・
どうも、ハロウィンに似てる行事と聞き、検索されてくる方がおられる。
世間では、あまり知られていない様子。

風習を知っている身(我が家は亥の子餅がメイン)としてお話してみます。

亥の子(いのこ)ごうりんさんの祝いとは?


旧暦10月(亥の月)の亥の日、亥の刻に亥の子餅を食べる。
多産の猪にあやかり子孫繁栄と健康を祈る平安時代からの行事のことです。

旧暦10月とは、現在のおおよそ11月。
亥の刻は、21~23時頃になります。

または、その日に行われる風習や行事のこと。
亥の子の祝い、亥の子祭り、玄猪やごうりんさんとの名称もあり。

東日本では「十日夜(とおかんや)」として
旧暦の10月10日に同様の風習があります。

2023年なら、
11月13日(月)が亥の月・亥の日11月22日(水)が十日夜。
(2022年は11月6日(日)、十日夜は11月3日(木)でした。)

もともと宮中行事として。また、収穫を祝う農と深い行事として発生。

その発生は、諸説ありますが陰陽五行と密接な関係があります。

一二支の「亥」の月は「坤為地」にあたり、
陰陽の「陰」の中の極「陰」とされ、
その「陰」月の「陰」日である亥の日は、陰気極まる日となります。

陰気極まる、と字面を見ると暗いイメージですが…
極陰が極まると、転じて「陽」になるという思想。

また、一二支で「亥」の次が「子」となる循環から、
とても大切な日とされています。

大地を搗(つ)く「亥の子つき」は、
極陰月の極陰日に「陽」の属性の男の子がつくという呪術的な意味があります。

今も「亥の子祭り」は、関西や瀬戸内海周辺、四国や九州の一部で盛ん。

当日夜間に、子どもたちが「亥の子石」という縄(ロープ)をつけた石で地面をついて「亥の子唄」を歌います。

土地によって歌詞の内容はまちまちですが、
邪気払いをして無病息災や五穀豊穣などの多幸を祈るものです。

「子」どもたちが、みんなに幸福を配ってまわり、返礼としてお餅やお菓子を振る舞います。
確かに、子どもたちがやってきてお菓子を振る舞うのはハロウィンと似ていますね。

日本には、子どもたちにお菓子を振る舞う習わしは他にもあり、
地蔵盆」、「お月見どろぼう」や「ローソクもらい」など多様で豊かです。

地元の風習はどうだったかと、思い返してみるのも良いかもです。

亥の子の日にこたつを出すの?

亥の月亥の日は暖房始めの日ともされます。

全国的な風習で火入れの日とされてきました。
炉開きの日(茶道の釜から炉に代えをする)ともされ、
京都では亥の日の火入れ(いのひのひいれ)と言われます。

亥は「水」の性質の干支となり、
火を鎮める鎮火の思いから火の使い始めは、火を塞ぐ「亥」で火事を起こさない日となりました。
そのことから、暖房器具の使い始めの日となりました。

こたつは「炬燵」とも漢字で書かれるように「火」が入りますもんね。

10月でも寒い日があるから、待てないよという人は
こたつ以外の暖房器具で暖かくして亥の子の日(11月上旬)にこたつを出すようにされてはどうでしょう?
我が家はこたつのみ、亥の日の風習を続けております。

亥の子餅と炉開きと光源氏

亥の月、亥の日、亥の刻に亥の子餅を食べると、病気をしないとされる無病息災の風習。

玄猪餅(げんちょもち)、
厳重(げんじゅう)とも呼ばれ、俳句の季語は冬。
特に、決まった形や味はないのですが、牡丹餅や豆餅をよくみます。

3本の筋を入れて「うりぼう」に模した甘春堂の「亥の子餅」は有名です。

茶の湯のお正月・炉開きの茶席菓子として「亥の子餅」を用い陰陽五行に倣います。
注意して和菓子屋さんを眺めてみると、確かに亥の子餅が10月後半から置いてあることに気づきます。
いろんな、種類があるので知った機会に楽しんでみるのもいいかもです。


源氏物語
の葵の巻に、亥の子餅の記述があります。
光源氏と紫の上との新婚初夜2日目に登場します。

その夜さり、亥の子餅参らせたり。
かかる御思ひのほどなれば、ことことしきさまにはあらで、
こなたばかりに、をかしげなる桧破籠などばかりを、色々にて参れる

「大人は絶対読んでいる 源氏物語 完全版」 与謝野晶子訳によると、

その晩は亥の子の餅を食べる日であった。
不幸のあったあとの源氏に遠慮をして、たいそうにはせず、西の対へだけ美しい檜破子詰め(ひわりごづめ)の物をいろいろに作って持ってきてあった。

それらを見た源氏が、南側の座敷へ来て、そこへ惟光(これみつ)を呼んで命じた。
「餅をね、今晩のようにたいそうにしないでね、明日の日暮れごろに持って来てほしい。今日は吉日じゃないのだよ」

微笑しながらいっている様子で、利巧な惟光はすべてを察してしまった。
「そうでございますとも、おめでたい初めのお式は吉日を選びませんでは。
それにいたしても、今晩の亥の子でない明晩の子(ね)の子餅はどれほど作ってまいったものでございましょう。」

 

なんのことやら?と、思っていたのですが
大塚ひかりさんの訳せない、訳したくない古典のことばを読んで、合点がいきました。

どうやら交(まじ)わると餅に関係が。
ふむふむ、含蓄あり。

光源氏さん、三日夜餅はしっかり食べて済ましていたのね。

以上で終わりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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