
フリースタイルスキーとは?
平昌オリンピックで、正式種目として採用されました。
FreeスタイルやFree rideスタイルともちょっと違って、
ちょっと被るエクストリームスポーツみたいな競技。
そのフリースタイルには、
どんな種目があるのか?
ルールや競技内容を紹介します。
フリースタイルスキーとはどんなスポーツ?
フリースタイルスキーは、
長い歴史の中で培われてきた
スキー文化の発展と、スノースポーツの道具の進化によって生まれた近代スポーツです。
どのスポーツにも当てはまるだろう。
元々は「楽しく」て「興奮」できる「遊び」から派生して、競技化したもの。
様々なスタイルを総称して、フリースタイルと呼んでいます。
オリンピックでは、
「エリアル」
「モーグル」
「スキークロス」
「スキーハーフパイプ」
「スキースロープスタイル」
これらが正式種目として採用されています。
フリー、フリーライドという呼び名がありますが、
オリンピック種目とはまた別の競技形式を持ち違うスタイルなので別物として区分けされています。
より派手でスリルを味わえる、
冒険的で曲芸的な「楽しみ方」は追随者を生み、スタイルとして確立し競技へと発展しました。
現在、フリースタイルと総称されるスポーツは、
アルペンスキーやクロスカントリーのトレーニング中の遊びから生まれたと聞きます。
1950年代には、アメリカで金メダリスト、スタイン・エリクセンによって現在のエリアルスキーが普及しました。
1960年代後半には、大会が催され1979年、国際スキー連盟(FIS)はフリースタイルを認知して競技の整備を始めました。
最初のFISフリースタイルスキーワールドカップが1980年に開催。
1986年には、フランス・ティーニュの地で第1回FISフリースタイルスキー世界選手権大会が開催。
1988年のカルガリー冬季五輪でフリースタイルスキーの公開種目として採用。
1992年のアルベールビル冬季五輪から正式種目としてモーグルスキーが追加されました。
また、1994年のリレハンメル冬季五輪でエアリアル種目が追加。
2014年のソチ冬季五輪において、ハーフパイプとスロープスタイルも追加されました。
フリースタイルスキーの競技種目とルールについて

モーグル(MO)
凸凹状に形成された斜面が特徴。
滑降時のスピード、ターン技術、エア技術を競う。
元々は、1960年代のアメリカでコブだらけの斜面を誰が一番速く上手に滑降できるかの遊びから今の競技が生まれた。
ホットドッグスキーとも呼ばれていましたが、モーグルという名称で統一されている。
ノルウェー語のMogul(雪のコブ)、バイエルン・オーストリア語のMugel(盛土、小さな丘)が語源とされている。
現在のモーグル競技は、人口的なコブを形成して行われている。
平均勾配は26度、コースの全長は200~270m、最小幅18m、中間地点に2つのジャンプ台が設けれれている。
2回の予選で約20名の決勝進出者を決め、3回の決勝ラウンドで勝敗を決める。
12人→6人と決勝進出者を絞り順位と勝者が決まる。
採点は、ターン点60%、エア点20%、スピード点20%と振り分けれれ、7人または5人制でジャッジが行われる。
デュアル形式とは、2人が対戦方式で同時スタートを行う形式、または種目。
エアリアル(AE)
ジャンプ台(キッカー)から飛翔、空中での技を競う採点競技。
エア20%~跳躍(ジャンプ・高さ・距離)、フォーム50%~空中(技、演技の完成度)、ランディング30%~着地の3要素で10点満点で採点。
器械体操の跳馬、そのスノー版とも形容され体操からの転向者もいる。
コースは、全長約70m・25度の斜面に3種(シングル・ダブル・トリプル)のジャンプ台を設置。
前方宙返り(フロントフリップ・フロント)と後方宙返り(バックフリップ・バック)に捻り技や姿勢(抱え込みTタック、エビ型Pパイク、伸身Lレイアウト)を加味して採点を競う。
ジャッジは5人制。最低点を除外した3名の点数の合算と難易度点数を掛けて最終スコアが決まる。
予選は2回、12名が決勝進出し3回の決勝ラウンドで順位が決まる。
8人→4人から勝者を決する。
スキークロス(SX)
4~6人の選手が一斉スタートし位置取りでせめぎ合い駆け引きする様は、モーターレースのよう。
カーブやジャンプ台といった仕掛けがコース上に設置され「雪上の障害物競走」と言われている。
現在のスタイルになったのは、アメリカ人ダミアン・サンダースによってスノーボード競技の一種として始まったとされる。
アメリカのスポーツ専門チャンネルが主催する「Winter X-Games」から火がつき、2010年のバンクーバー大会より正式種目となった。
オリンピックで規定されるコースは標高差130~250m、全長1050(±150m)、平均斜度12度(±2度)、スロープの幅40m、トラック幅6~16m。
2回の予選(タイムトライアル方式)でタイム順から33~36名の決勝進出者を絞り、4名構成のレース(ノックラウンド方式)から上位2名が最終決勝ラウンドへと進出できる方式を採用。
ハーフパイプ(Ski-HP)
半円筒形のU字型スロープを往復しながら滑り両側壁(リップ)上、空中で技を競い採点する。
なお、競技中にリップから11m(35ft.)の高さに到達した記録がある。
17~18度の傾斜、長さは最小150m-推奨170m、半円筒の幅19~22m、高さ6.7mがオリンピックの規定に準じたコースである。
1998年の長野オリンピックでスノーボードのハーフパイプが正式種目となる。
スキーハーフパイプは、2014年のソチオリンピックより正式種目となった。
2回の演技を行い、高い方の得点を採用しジャッジは5人制。
毎回、採点方式やルールが改正されるなど選手より不満の声が上がっている。
スキースロープスタイル(SS)
BMXやスケートボードといった、いわゆるX-Sportsをルーツに持つ。
コース上に、障害物(ウォール、テーブル、ボックス、レール)を設置し、選手がそれらを使い演技、採点する。
ジャンプの高さ、技の完成度と難易度、全体の演技構成から100点満点で採点。
2回の演技のうち、高い方の点数から順位が決する。
標高差150m、平均12度以上の傾斜スロープ、最小幅30m、最低6個の障害物と3つのジャンプ台が設置とオリンピックの規定にある。
前回大会のソチ大会より正式種目となった。
フリースタイルスキーのまとめ
エクストリームスポーツの領域と重なるフリースタイルスキーは、新しさと自由さにおいて他のスポーツとは一線を画している。
なぜ、スタート前に「ヤッホー」と声を上げてるのと競技者に聞けば、あれも採点の内に入るらしいのです。
いかに楽しんでいるかをみて採点しているのだとか。
確かに、観戦していてわかりやすく楽しい競技です。
選手の言動やファッションがニュースになったこともあり、
そのスタイルや派手な演技に目が行きがちですが
高い身体能力を求められるスポーツで、事故の危険もある過酷な競技です。
日本勢は、過去に里谷多英選手が長野五輪において金メダルを獲得。
また、上村愛子選手が好成績を収めた。
現在は、小野塚彩那選手に期待が集まる。
ソチ五輪後にひざを手術し、復帰が期待されていた伊藤みき選手が、
タイムが伸びず平昌への切符を手にできなかったときは、
インタビューを見てつられて涙しました。
競輪選手でもあり、
モーグル選手でもあるという
2足のわらじを履く原大智選手(平昌でモーグル銅メダル)は、
今回の北京ではメダルには届きませんでしたが
「すごく楽しくやれた」と、支えてくれた周囲への感謝の念を述べていました。
17歳の川村あんり選手も、5位。善戦でした。
今年も目頭が熱くなってしまいます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
