【北京五輪】カーリングでゴシゴシするのはなぜ?室内でもこする理由とかけ声の意味

curling

カーリングを観ていて、疑問に思うであろうこと。

ゴシゴシとブラシのようなモノで掃いているのはなぜか?
そもそも、どういう目的でか。

選手たちの声がよく聞こえるけど、何を言っているのか。

カーリングって・・・。
始めるのに値段はいくらくらいするの?

これらの答えをまとめてみました。

カーリングのゴシゴシ。なんて呼び名?こするのはなぜ?

カーリングの試合を観ていて
気付くあの動作~「ゴシゴシ、ゴシ」。

ブラシのようなモノで
氷の表面を掃くというより磨くような仕草。

このゴシゴシと磨く一連の動きを「スゥイープ」「スウィーピング」と言います。

しかし、あの「スウィーピング」に意味はあるのか?
疑問に思った方が多いのでは。

なぜ掃く行為をするのか?

カーリングの起源

カーリングは、川や湖、池など、水辺が凍ったときに氷上で遊んだのが始まりです。

元々、屋外の自然環境で行っていたものなので、
凍った表面がボコボコだったり、石が落ちていたりします。

文字通り、ホウキで掃いて
投げた石の進行を確保する必要がありました。
現に、今でも屋外で競技するときは
道具の「ほうき」を使うそうです。

で、屋内の場合も同じ。
「スウィーピング=掃く行為」を
ブラシ」という名の道具でスウィーピングして競技します。

でも、疑問が残ります。
屋内でなぜ、石や障害物がないのに「掃く」ことをするのか?

屋内でもゴシゴシしなければならない理由

カーリングの試合をする
氷上のことを「シート」というのですが、
そのシートには、試合前に水やお湯を撒きます。

その時に、小さな氷の粒(ペブル)ができてしまいます。
ゲーム時に石を投げると、
ペブルによって摩擦が起きて、減速してしまうのです。

このペブルの存在は大きいらしく、
スウィーピングするのとしないので
1m~2mもの違いが出て来るのだとか。

標的の円(ハウス)の直径が3.6m。
ストーン(石)を1,2センチの間隔で狙い、投石して攻防しているのだから「スウィーピング」はすごく重要な要素だとわかりますね。

スウィーピングすることで氷が摩擦熱で溶けて、水の膜を形成して、氷上のストーンの速度を減速させないというのが一般的な説明です。

カーリングのゴシゴシを科学的に考える

反して、ウェスタン・オンタリオ大学の研究によると
スウィーピングでは、氷を溶かすよりも氷の微粒子を形成するので、
結果的に潤滑剤の役割をするとの説もあります。

また、科学的に検証すると、進行方向に対して、斜めにブラシでスウィーピングするのと直角にするのでは、効率の面で違ってきます。

標的の近くをスウィーピングするのか、動くストーンの進行に沿ってスウィーピングするのかでも効果が変わるので、無闇にブラシを擦るだけだとダメなようです。

これらの科学的アプローチで
カーリングを研究する機関はカナダに集中しています。

世界トップに君臨する国カナダと他国の違いが、
もしかすると「スウィーピング」の違いにあるのかもしれません。

カーリングで選手達は何と叫んでるの?

カーリングのテレビ中継を観ていると
「いーよ!」「イイ感じ!」
「ちょっと待とっかー」「ナイス!」といった日本語に混ざって
選手が「ヤー!」とか「ウォー!」と
何か叫んでいるのが聞こえてきます。

なんて言ってるの?と思いますし、よく通る声だなぁ~とも思います。
どの国の選手も叫んでいるので
チーム独自の暗号ということではなさそうです。

カーリング

実は、あの掛け声みたいなものには意味があります。

あの声による指示は、ゲームの勝敗にとってすごく重要な要素なのです。

また、試合中の選手の声がよく通って聞こえる現象。
実は選手にワイヤレスのマイク(ピンマイク)が装着されているのです。

観客をより惹きつける演出の側面が大きいらしく、トリノオリンピックよりマイク装着が始まりました。
かけ声は、世界共通のものです。

で、選手達は何と言っているのか?

あの掛け声は「コール」と呼ばれます。
主にスウィーピングの指示をしています。
掛け声は英語を元にしています。

各国、各チーム、各人に言葉や言い回しに違いがあるそうです。
基本的な、元の掛け声を紹介します。


ヤー (Yeah)=イエス (Yes)
イェップ (Yep)

スウィーピングして!
ゴシゴシして!掃いて!の意味です。

ノー(No)
ウォー(Whoa)
オフ(Off)
アップ(Up)

スウィーピングするな!の意味。止めろ!掃くな!

クリーン
(Clean)

~軽くゴシゴシして!軽く掃いて!
ゴミを掃いて!

イージィー(Easy)
~このまま!強くゴシゴシしないで!

ハード(Hard)
~もっとゴシゴシしろ!!掃け!

ハリー(Hurry)
~もっともっと激しくゴシゴシしろ!掃け!

ハリーハード(Hurry Hard)
~全力!超激しくゴシゴシしろ!!掃け!

オンライン(On Line)
~イイよ!このスジを維持しろ!

ワイド(Wide)
アウトサイド(Outside)
~コースが外側に外れてる!

ナロー(Narrow)
インサイド(Inside)
~コースが内側に外れてる!

数字(1.2.3...)
~投石の速度(Speed)を表現している
または、ハウス(標的)の位置を表現。

投石で速いショット~他の石を弾くような場合は、8~9の数字を使う。

ゆっくりのショットの場合は、石の止まりそうな場所を数字で表現する。

7がハウス中心、6が青色の円(4フット)の外側ライン上、5が白色の円(8フット)の外側ライン上、4が緑色の円(12フット)の外側ライン上。

1・2・3がハウス(標的)とホッグライン(Hogline)~ハウス手前のラインとの間を3分割して表現。

ハウスより後ろを8・9・10と分割して表現。

 

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カーリングを始めるには~値段はいくらぐらい?


カーリングをするのにお値段はいくらくらい?

まず、カーリングになくてはならないストーン(石)が貴重な天然石からできています。
重さ19.96kg、円周91.44cm、高さ11.43cmの大きさ。
以前は、鉄製のものもあったようですが、公式ストーンは、花崗岩(かこうがん)しか認められていません。
普通の石だと水を吸ってしまい割れる原因となることから、水に強く100年以上使用できるスコットランドのアルサクレッグ島特産の石が使用されています。
この石は資源保護の目的で20年に1度くらいしか採石されないそうです。
なので、石1個が10万円以上の値段となります。
最近のストーンには、センサー類が付いていてるのでもっと高価なのだとか。

1チームが8個のストーンを使用、試合をするには16個のストーンが必要です。
16個を1セットとして販売されていて、値段は165万円はするのだとか。

ただし、ボーリングの様にマイボールならぬ「マイ・ストーン」を購入する必要はなく、会場で用意されたストーン(石)を使うそうです。

他の道具はどれくらいするのか?
カーリングシューズ - ¥15,000~30,000
カーリングブラシ - ¥12,000~20,000
カーリンググローブ - ¥5,000前後
カーリングパンツ - ¥10,000前後
最低でも43,000円以上、かかることに。

それ以外でも、スティックやグリッパー(靴底)、専用の上着も必要ですね。
カーリング場がある場所は、北海道に集中しています。
北海道だと、1時間借りて200円から1600円くらいが相場のようです。
関東だと一般で、1500円から3000円くらいなのだとか。

以上、カーリングを始めるのにどれくらいの値段が必要かみてみました。

氷上のチェスとも表現される、カーリング。
お互いを信頼しあうことでしか成立しない、
誇り高い精神(マインド)についてと
カーリング漫画を、別の記事にしました。
合わせてご覧いただけたら、幸いです。

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